去る、6月16日、新潟県民会館で開催された、新潟地震復興60年コンサートで、日本を代表するビッグバンド、「熱帯ジャズ楽団」さんと一緒に演奏させていただくという幸運に恵まれました。一緒に演奏させていただいた曲は、デュークエリントンの「A列車で行こう」と熱帯ジャズ楽団さんの代表曲「セプテンバー」。敬和学園高等学校ジャズホーネッツさんとのコラボバンドでの演奏となりました。
尊敬と憧れのバンドと一緒にステージに上がることが許された喜びと、県民会館が満席となる1300名のお客様が、総立ちになって踊っておられる圧倒的な光景をステージ上から見る感動。子供たちにとって、生涯忘れることのできない演奏になりました。
それに先立つ15日、楽団のカルロス菅野さんからバンドのクリニックをしていただきました。
やさしく丁寧なご指導で、大きく成長できました。カルロスさん、ありがとうございました!
バンドを指導して下さるカルロスさん
ラテンパーカッションの世界の奥深さに感動
熱帯ジャズ楽団さんのリハも拝見しました。
特に印象に残ったのは、ノリノリのエネルギー溢れる情熱的な演奏もさることながら、その背後にある厳格な規律。リズムが一糸乱れぬ正確さなんです。そしてラテンパーカッションの司令塔にあたるのが、クラベスという拍子木のような楽器。そこから、クラーベと呼ばれるリズムパターンが発信され、ある特定のパターンに対して、他の全ての楽器のリズムパターンが決まっているんですって。知りませんでした!適当にやってるのかと思っていたら、厳格な規律があったのです。それで、ボンゴ、コンガ、ティンバレス、マラカスなどの楽器があれほどたくさんあっても、混沌とした感じにならないんですね。
ジュニアジャズオーケストラは比較的「規律重視」の指導をしていますので、とても勉強になりました。規律と自由。協調性と個性。この両輪がジャズには必要だと改めて学ばせていただきました。
このような素晴らしい機会を与えて下さいました、県民会館や関係者の皆様、温かい声援を送って下さったお客様に感謝いたします。
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